HOT ! 【コンビニ受取対応商品】 第三十一帖】真木柱（まきばしら） 和書

令和6年から「源氏物語」の作者・紫式部をモデルにしたNHK大河ドラマ「光る君へ」が放送されております。強引に玉鬘を手に入れた鬚黒の大将は妻に灰を浴びせられる。

京都の公卿・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵

自筆「源氏物語」の「真木柱（まきばしら）」の巻は、禁裏（京都御所）において書かれたものです。。

原文は「源氏物語・真木柱の巻」として美しく描かれている

自筆「源氏物語」の筆者である「大炊御門宗氏（おおいのみかどむねうじ）」は、室町時代の第103代天皇である後土御門天皇（ごつちみかどてんのう）の曽祖父です。増谷文雄著作集　全１２冊　増谷文雄。
したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。【中古】 雨雀自伝 (1953年)。大炊御門宗氏の長男・信宗の娘が大炊御門信子（のぶこ）であり、信子は後花園天皇の寵愛を受け准后として御所に居住し、皇子を生み後に第103代後土御門天皇として即位し、信子は生母・皇太后となる。【中古】 財政学 (1954年)。現在の今上天皇と系譜がつながっている。『燕石雑志』　曲亭馬琴　文化8年　5巻　全6冊　随筆。

 関白・近衛基熙（このえ もとひろ）は、後水尾院（第108代後水尾天皇）の皇女・常子内親王と結婚。【中古】 関税の知識 (1963年) (日経文庫)。二人の皇女・熙子（ひろこ）は、甲府藩主・徳川綱豊と結婚。【中古】 日本政党史 上 下巻 (1927年)。綱豊は、のち第六代将軍・徳川家宣となり、熙子（ひろこ）は将軍家宣の正室となった。【中古】 私の見た裸のジャイアンツ (1961年)。近衛基熙は、千利休の孫・千宗旦との茶会の交流（下記に掲示）で知られると同時に、第111代・後西院天皇や後水尾天皇を主賓に迎え茶会を開催。LL-5294 ■送料無料■ 蕙斎麁画四編 全 江戸時代 北尾政美 鍬形蕙斎 木版画 浮世絵 絵画 美術 画集 和書 本 古本 古書 古文書 /くYUら。茶会の際、基熙が所蔵する藤原定家・自筆の「定家色紙」を持参した記録がある。写本 藤堂高兌『聿脩録』（全二巻揃・五分冊）戦前期成立 藤堂高虎伝 伊勢津藩第十代藩主 三重県郷土史料。基熙は、他にも朝廷・幕府の間で茶会を何度も開催した記録が残っている。【中古】 或る男の首 (1955年) (Hayakawa Pocket Mystery 232)。（資料の記録は下記に掲示）

 出品した「源氏物語」は、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）」の自筆です。十三朝紀聞。
 自筆「源氏物語」の書の特徴から高松宮系統と称されるものです。中国古代官職 唐管鈔 上中下合本1冊揃 寶暦3年文泉堂初刷 　検索 和本 唐本 古文書 法律　古文書。「源氏物語」には、応永五年（1398）～応永十三年（1406）までの複数の年号の記載があることから、少なくとも応永五年から8年間にわたり書かれていることがわかる。葛飾北斎『北斎臨画初篇』江戸後期刊 江戸時代和本 彩色木版画譜 題箋及び序は「北渓漫画初篇 全」魚屋北渓。このため後醍醐天皇の宸翰（しんかん・天皇自筆）にかなり近い年代に書かれていることがわかる。出羽國亀田藩6代藩主 岩城隆恭（改名前書:隆光⇒隆恭）『家臣宛て書状』〔紙本肉筆真作〕/大名 古文書 詩文 家臣 神谷軍隊長 松館。また、各巻ごとの書かれた年については不明。【中古】 積極的生き方の魔術 (1966年)。従って、応永五年とは、書き始めの年である。【中古】 心理科学における個人的記録の利用法 (1970年)。また、落款から、後年、近衛基熙（1648～1722）の所蔵となり、時代が下って、松平不昧公の手にわたり、正室・方子の所蔵となったものである。【中古】 われ等の新兵器 (1942年)。近衛家で永く保存されておりましたので、保存状態は極めて良好です。【中古】 物質の哲学的概念 (1958年)。

 大炊御門家は、平安時代末期摂政関白藤原師実の子経実・治暦4年（1068）～天承元年（1131）を祖として創立された。【中古】 共産世界とどうつき合うか 新時代の東西関係 (1964年)。大炊御門北に邸宅があったため「大炊御門（おおいみかど）」を称する。令義解 十冊揃い。初代、経実の子経宗は平治の乱で平清盛方の勝利に貢献。諸礼大学。また、二条天皇の外戚として勢威をふるい、左大臣に昇った。【中古】 地方公営企業論 (1965年)。出品した「源氏物語」の筆者・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）は、大炊御門家13代の当主で南北朝時代から室町時代前期の公卿。【中古】 日本食肉史 (1956年)。応永5年（1398年）に従三位となり公卿に列する。★B20和本江戸安永9年（1780）木版本「古今和歌集」乾坤2冊揃い/古書古文書/木版摺り。備前権守、参議、権中納言、権大納言などを歴任し、応永27年（1420年）に内大臣に昇任した。【中古】 技術革新の普及過程 (1966年)。

 旧・所蔵者の近衛基煕は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』（いっきしょう）を著（あらわ）しております。【中古】 ヨッフェ回想記 (1963年)。炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに出雲松平家に伝わり、松平治郷の正室・方子が鑑賞していたものです。【中古】 マッテイ 国際石油資本への挑戦者 (1969年) (世界の企業家 7 )。近衛基熙が所蔵する自筆・「源氏物語」の中で、最も美しく繊細な筆致で記された平安時代の文字に最も近いとされております。【中古】 通信工学ハンドブック (1957年)。数ある自筆「源氏物語」の中で、第一級品と称される貴重な自筆です。【中古】 経済人の終わり 新全体主義の研究 (1963年)。

 出品した「源氏物語」は真木柱（まきばしら）の内容の要旨
「真木柱の巻」は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。【江戸初期から中期の過去帳】　　伊豆大島島司・大嶋亨蔵　　歴史文化史料　　N0324A。第31帖。【中古】 映画と民族 (1942年)。尚侍（ないしのかみ）として宮廷に出仕を控えていた玉鬘の姫君だったが、その直前に髭黒大将が女房の手引きで強引に結婚することになった。【中古】 アメリカ保守主義の伝統 (1964年) (社会科学ゼミナール 32 )。髭黒大将はその後玉鬘の姫君を迎えるために邸の改築に取り掛かる。藤沢南岳・増村度次・武石貞松序 山田寒山篆刻 丸田桜隠著『桜隠七十寿詩』大正5年序刊 漢詩集。だが、その様子を見た北の方（髭黒大将の正室）は絶望し香炉の灰を髭黒大将に浴びせる。【中古】 羨望と感謝 無意識の源泉について (1975年)。この事件で完全に北の方に愛想を尽かした髭黒大将は玉鬘の姫君に入り浸り、とうとう業を煮やした北の方の父・式部卿宮は、髭黒大将の留守の間に北の方と子供たちを迎えにやる。【中古】 墓に唾をかけろ (1967年) (コレクション・アモール)。明けて新年、相変わらず塞ぎこんでいる玉鬘の姫君に髭黒大将もようやく出仕を許す気になり、玉鬘の姫君は華々しく参内する。中原淳一ひまわり附録。早速訪れた冷泉帝は噂以上の玉鬘の姫君の美しさに魅了されて熱心に想いを訴え、それに慌てた髭黒大将は退出をせきたててそのまま玉鬘の姫君を自邸へ連れ帰ってしまった。ロシア革命史　リチャード・パイプス／西山克典訳。

自筆右下四つの印のうち下２つは、仙台藩第五代藩主・伊達吉村の正室・伊達貞子の押印、上２つは、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子・と娘の幾千姫（玉映）の落款。【中古】 日本のことわざ 第5 講説 (1961年)。


原本自筆上部には、「年光東流水」（年光東流の水）漢文の篆書印が押捺されている。【中古】 蒸気表および線図 (1950年)。白楽天の有名な漢詩です。【中古】 教育の森 第5 家庭と学校 (1966年)。言葉の意味は、「時間の流れは東へと流れる川の水のように止まることなく流れてゆく」です。w200◆化学入門 全10冊揃◆江戸 慶應3～明治3年 蘭学 洋学 桂川甫策 開成所 一貫堂 幕末 維新@和本/古文書/古書。「源氏物語」真木柱の巻の原文中には、「おほつかなき月日も重なりぬるを」とあります。【中古】 コミュニケーションと説得 (1960年)。源氏の君が恋する玉鬘の姫君への懐かし想いを記したものです。【中古】 仏教の根本真理 仏教における根本真理の歴史的諸形態 (1956年)。現代語訳では、「お逢いしないうちに月日も重なってしまいました」というものです。【中古】 人格心理学 上 (1968年)。紫式部が「真木柱」を書くに際し、白楽天の漢詩を読み理解し共鳴していることがよくわかる。【中古】 オリンピックの歴史 (1963年)。詳細な理由は下記説明欄に記載。【中古】 行政行為の公定力の理論 (1960年)。

（自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。w∞6　江戸期　住吉物語　すみよし物語　上・下　全2巻揃い　絵入本　挿絵本　紐綴じ　和本　古書 / E02。）

大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧蔵の来歴については下記「説明欄」に記載

《「源氏物語」真木柱（まきばしら）の巻》
原本自筆上部には、「年光東流水」（年光東流の水）漢文の篆書印が押捺されている。法忍律師歌詠。白楽天の有名な漢詩です。【中古】 人生には必ず活路がある (1962年)。
言葉の意味は、「時間の流れは東へと流れる川の水のように止まることなく流れてゆく」です。【中古】 怠惰への挑発 (1966年)。

「額縁入自筆原本」

「自筆原本」

自筆右下の２つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子・と娘の幾千姫（玉映）の落款。修正民法草案　明治発行。
原本自筆上部には、「年光東流水」（年光東流の水）漢文の篆書印が押捺されている。【中古】 身体的行動 (1953年) (てすぴす叢書 第20 )。言葉の意味は、「時間の流れは東へと流れる川の水のように止まることなく流れてゆく」です。西国巡禮歌圖繪 上中下。白楽天の有名な漢詩です。讃州象頭山金比羅霊験記　上下　巻一～五　江戸時代　和本　古典籍。



自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）の落款（印譜）


自筆が「古切」とされたのは江戸時代。蔵出し【 九星 本暦 方位便覧 萬民活用書 太陽略暦 など 大量 まとめて 】陰陽師 八卦 易学 占い スタンプ 古い 大正 戦前 和本 古書。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載

（１）・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。日本歴史大系　全６冊　井上光貞他。

《「源氏物語」真木柱（まきばしら）の巻》

《宿もる君や》・・・・・かけはな(離)るへき思ひかけさりし
こと(事)なり、かくてわかれ奉らむことよ」とい(言)へは、
もく(木工)、「ともかくも岩間の水のむす(結)ほゝれかけ
と(止)むへくもおも(思)ほえぬ世をいてや」とてうちなく。【中古】 愛の島々 (1958年) (人と自然叢書)。
御くるま(車)ひ(引)き出てかへりみ(見)るも、またはいかてかは
み(見)む、とはかなきこゝち(心地)す。【中古】 日本農村教育 (1943年)。木すゑ(梢)をも
め(目)とゝめて、かく(隠)るゝまてそかへりみ(見)給ける。【中古】 性の心理学的研究 (1956年) (世界性学全集 第1 性問題研究会編 )。
きみ(君)かす(住)むゆへにはあらて、こゝら年へ(経)
たま(給)へる御す(住)みかの、いかてかしの(忍)ひ所なくはあらん。【中古】 工芸と社会 (1947年)。
宮にはま(待)ちとり、いみしうおほ(思)したり。当方、先祖代々受け継がれ曽祖父蔵にて保管　小笠原　古文書。はゝ(母)
北の方なきさは(騒)きたま(給)ひて、・・・・おほきおとど》。【中古】 監査基準と監査手続 (1973年)。

（文責・出品者）
「原文の読み下し文」は、読みやすいように「通行訳」としております。古文字詁林 7巻セット 李圃主 中文 古文字詰林 上海教育出版社。

（２）・自筆の「原文の現代語訳文」は次の通りです。渋沢敬三著作集　全５冊　渋沢敬三。

《「源氏物語」真木柱（まきばしら）の巻》
《大雪の日・玉鬘の君の邸に行こうとする大将の装束に香をたく北の方（正室）》

《髭黒大将の北の方、大将に背後から香炉の灰をふりかける有名な場面》

《真木柱の姫君（髭黒大将の正室・北の方の姫君）母君と共に邸を離れる悲しみ》

《（髭黒大将の正室・北の方付中将）「石間にたまる水が、浅いながらに
どこまでも澄んでいて―殿（髭黒大将）とはご縁の浅い
あなた（木工の君）がいつまでもここに居残って、
この家をお守りになるべきお方（髭黒大将の正室・北の方）が》・・・・・・
立ち去られるということがあってよいものでしょうか。昇平夜話。
こんなことになろうとは思いもよらなかったことです。聖道得門。
こうしてあなた（木工の君）ともお別れ申すのですね」
と言うと、木工（もく）の君は、
（木工の君）「あなたは『すみはてて』とおっしゃいますが、とにもかくにも
いいようもないくらい岩間の水―私の心は悲しみに閉ざされて、いつまでも
ここに住み続けていられようとも思われない世の中ですのに。陸奥國盛岡藩分限帳　江戸後期。いえ、もう情けなくて」
と言って泣いている。当方、先祖代々受け継がれ曽祖父蔵保管　　開善寺殿泰山正宗大居士　小笠原信濃前司貞宗　高倉族館書写　鎌倉右大将家　　書状　古文書。お車を引き出して、北の方（髭黒大将の正室）は
後を振り返って見るにつけても、もう二度と見ることはあるまいと心細いお気持である。【中古】 ドイツ経済の奇蹟 (1954年)。
お邸の木々の梢(こずえ)にも目をとめて、「隠るるまで」に顧みていらっしゃるのだった。【中古】 産業連関分析 (1969年)。
「君が住む」宿だからではないが、長い年月をお過しになったお住いが、
どうして懐かしくないことがあるだろうか。【中古】 戦後の経済成長 (1966年)。
　父宮（式部卿宮）のお邸では北の方（髭黒大将の正室）を待ち迎えて、
たいそう悲しいことになったとお思いである。【中古】 企業と税制改革 (1950年)。
母北の方（式部卿宮の正室・紫の上の叔母）は声をあげてお泣きになり、
宮（式部卿宮）に対(むか)って、・・・・・
《（式部卿宮の正室・紫の上の叔母）「太政大臣（源氏の君）を結構なご縁筋と
お思い申しておられますが、じつはどんなに昔からの仇敵(あだかたき)で
いらっしゃったことかと思わずにはいられません。【中古】 明治前期経済の分析 (1956年)。》

備考・髭黒大将の北の方（大将の正室）は、紫の上の異母姉

現代語訳の出典・「源氏物語」小学館刊・阿部秋生・東大名誉教授（1999年没）

備考・出品した自筆は、大炊御門宗氏・自筆で近衛基熙の旧・所蔵になるものです。長谷川伸旧蔵書 羽山常太郎編『安房の伝説』大正6年 京房通報社 安房国・千葉県郷土史料 千葉の伝説・昔ばなし。




（２）・自筆の「英訳文」は次の通りです。江戸名所図会。

《The Cypress Pillar（真木柱）》
"I had not dreamed that I would have to go."
"What am I to say?" replied Moku.
"The water among the rocks has clouded over.
I do not think my shadow long will linger."
More aware than ever of the uncertainty of life, the lady looked
back at a house she knew she would not see again.
She gazed at each twig and branch until house
and garden were quite out of sight.
Though it was not as if she were leaving a place she loved,
there are always regrets for a familiar house.
If it was an angry father who awaited her,
it was a still angrier mother.

英語訳文（英文）の出典：『The Tale of Genji』
Edward George Seidensticker（エドワード・ジョージ・サイデンステッカー）コロンビア大学教授（2007年没）


（２）・自筆の「中国語訳」は次の通りです。【中古】 日本出版界のあゆみ (1962年)。

《真木柱》
不必了！”就哭。【中古】 体系憲法事典 (1968年)。子出了。【中古】 経営学概論 (1969年) (有斐閣双書)。
夫人回望望邸宅，想起了今后无再，
便凝那些并不足的“梢”，屡屡“回”，
“直到望不”了才。【中古】 現代独作文 実用第一歩 (1959年)。并非依恋“君家”，
只是多年以来住之，安得不惜？
式部卿王等候女儿回家，心中非常懊。【中古】 社会的学習と模倣 (1956年)。
老夫人哭：“把太政大臣当作好戚，
我看是的七世冤家！

中国訳文の出典：『源氏物語（Yunsh wy）』
豊子愷（ほうしがい）中国最初の「源氏物語」翻訳者（文化大革命で没）

「真木柱の巻」原本の奥扉（原本番号40-B）の印は、仙台藩第五代藩主・伊達吉村の正室・伊達貞子の押印
左の写真が「源氏物語」真木柱の巻の末尾（原本番号40-B）の押印。画帖　絵　書道。
写真左下の角印が仙台藩の家紋印（竹に雀）
家紋印の上の2つの印は仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室（冬姫）。【中古】 日本商船隊の崩壊 (1949年)。冬姫は内大臣・通誠の養女。【中古】 人間と象徴 下 無意識の世界 (1975年)。
冬姫は通称。【中古】 読解指導 読みの基礎能力 (1956年)。正式な名は伊達貞子。★B57和本明治期書道「鳴鶴日下部先生書帖（王羲之/蘭亭記）」1帖/古書古文書/手書き。
原本自筆上部には、「年光東流水」（年光東流の水）漢文の篆書印が押捺されている。【中古】 悪政・銃声・乱世 風雲四十年の記録 (1961年)。言葉の意味は、「時間の流れは東へと流れる川の水のように止まることなく流れてゆく」です。松方正義述『松方伯時務談』明治30年 国民新聞社刊 明治時代の憲政論・政治論。白楽天の有名な漢詩です。【中古】 工芸概論 (1955年)。

篆書体右の二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）と娘・玉映の落款
右端の写真上は仙台藩主（伊達家）正室一覧表の表紙。絵本初心柱立。
表紙の下は一覧の拡大写真（仙台市立博物館・刊行）
（奥書は、令和2年11月29日に蔵の中の桐箱から発見されたものです。興亜研究会編『現地編輯 大陸旅行案内 満洲・北支那・中支那・南支那』昭和15年 大東出版社刊 中国全土の歴史・文化・風俗・名所旧跡を紹介。）

自筆の疎明資料等は、下記の通りです。【中古】 サラリー・ガール (1953年)。


（Ⅰ）・上の写真右端は、高松宮「源氏物語」のうち「桐壺」の巻冒頭・(出典資料　別冊「太陽」「源氏物語絵巻五十四帖」（平凡社・刊）７８頁。f23122904〇増補改正 俳諧歳時記栞草 藍亭青藍 全５冊揃 嘉永４年 英屋大助 三書堂梓 曲亭馬琴『俳諧歳時記』増補〇和本 古書 古文書。筆者は近衛関白政家公。【中古】 工業用水とその水質管理 (1961年)。中央の写真は、応永五年（1398）の年号。☆E0199和本幕末期写本「滬藩浪士檄文」1冊/富南基迺園という人物が写したもの/古書古文書/手書き。年号の左の印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）の落款（印譜）。【中古】 熱力学 (1971年)。左の写真は、桐壺の巻の奥付。【中古】 国語音韻史の研究 (1957年)。左大臣から関白に昇進した近衛基熙（もとひろ）公の花押。☆3398和本江戸寛延2年（1749）浄瑠璃丸本「待宵侍従優美蔵人源平布引滝」全1冊/並木千柳/三好松洛/古書古文書/木版摺り。上下２段の花押のうち、上の印は。【中古】 人形に心あり (1956年)。出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子（よりこ）の落款（印譜）、下の印は仙台藩医・木村寿禎の落款（印譜）


「自筆の画像断層(MRI)写真」

（出品した自筆の「断層画像写真」（真木柱の巻）MRI 31―20B

「源氏物語」真木柱の巻の絵の資料

下記写真は、髭黒大将の北の方（正室）が大将の香炉の灰をに浴びせる画面の絵





「天皇の曽祖父・大炊御門宗氏の系図」「額縁裏面表記ラベル」



1番上の写真は、第103代後土御門天皇と曽祖父・大炊御門宗氏の系図（公家事典303頁）
2番目の写真は「額縁裏面」に表記されるラベル。【中古】 経済分析の基礎 (1967年)。

大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧所蔵（断簡）を出品
商品説明（来歴）	大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の旧所蔵である。【中古】 民事法研究 第2巻 (1954年)。近衛基熙は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』（いっきしょう）を書いてある。吾嬬路記。出品した大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに近衛家から出雲松江藩主・松平治郷（不昧公）の正室・方子（よりこ）に伝わり、方子の生家である仙台藩から同藩の藩医・木村寿禎に伝来していたものである。f20082801〇日本歳時記 全7巻 全１冊合本 貝原益軒 貞享５年 日新堂 画像複数掲載〇和本古書古文書。
漢詩文	原本自筆上部には、「年光東流水」（年光東流の水）漢文の篆書印が押捺されている。【中古】 出版の面白さむずかしさ (1959年)。言葉の意味は、「時間の流れは東へと流れる川の水のように止まることなく流れてゆく」です。▼　【全6冊揃 和刻本 類書集成 1-6巻 汲古書院 1976年】141-02403。白楽天の有名な漢詩です。【中古】 労務管理の日本的特質と変遷 (1962年)。紫式部が「真木柱」を書くに際し、「白楽天・漢詩集」の漢詩を熟読したうえで「源氏物語」の「真木柱の巻」を書いていることがわかります。1946年 朝鮮古代の文化 検索:日韓併合 総督府 関東軍 咸鏡北道 平安南道 京畿道 平壌 平安北道 慶尚道 黄海道 忠清南道 全羅北道 壁画 京城。この原詩の言葉の引用は、「真木柱の巻」に用いられていることで広く知られている。【中古】 世界大音楽全集 第1 第67巻 器楽篇 ヴァオリン協奏曲集 (1961年)。紫式部がこの原詩に親しんでいたことがわかる。深奥山方廣萬寿禅寺入寺 開堂拙語 写本 臨済宗方広寺派 江戸時代 静岡県浜松市浜名区 検）禅宗栄西仏教仏陀浄土真宗浄土宗真言宗親鸞NY。
漢詩の落款の意味	原本上部の漢詩の落款は、「讃」と称されるもので、古来、掛軸の書画に第三者がお褒めの言葉を書き込むもので元々は自筆でした。【中古】 生産的労働と国民所得 (1966年)。貴族から始まり藩主、あるいは高名な茶人や僧侶が書かれて、それが茶会の「掛軸」に装丁されて披露されておりました。【中古】 雪氷十年 最近雪氷学の概観 (1949年)。　特に出雲・松江藩などの茶道の盛んな大名家の所蔵する自筆などに「讃」が付され、後に自筆に代わり、石刻による「漢詩」の篆書が「讃」として用いられました。【中古】 仕事の世界 (1951年)。　「茶事」は、「ヨーロッパの晩餐会（ばんさんかい）」とも言われます。廣大圓無礙大悲心陀羅尼会訳5丁　大悲心陀羅尼修行念誦略儀　10丁　民国12年　白紙刷　1冊　唐本　仏書　古文書。晩餐会では、「ワインを楽しむために行われる」ところも似ています。【中古】 学校図書館の管理と運用 (1963年)。とりわけ、茶室に入って行うことは、床の間の「掛け軸」（かけじく）を拝見（はいけん）することです。●極上和本YM3322●女学範 大江玄圃 久川靭負 明和5年 稀書往来物 女訓書 菱屋四郎右衛門板 水戸藩儒・青山家旧蔵書。茶道では「掛け軸は最高のごちそう」といわれております。【中古】 告発 犯人は別にいる (1960年)。とりわけ、漢詩の落款は、ただ、古典の漢詩を入れればいいという単純なものではなく、たとえば、「源氏物語」の場合、原本の中に込められている紫式部が考えた知識を読み解くことにあります。【中古】 印刷企画と制作 (1964年)。「讃」の中に有名な白楽天の漢詩を単純に落款として入れたのではなく、紫式部が原本の中に白楽天の漢詩を読み込んでいることを知ったうえで漢詩を選んでおります。【中古】 イタリー語第一歩 (1951年)。　落款の「讃」の元になるその原文の個所には、 「年光東流水」（年光東流の水）漢文の篆書印が押捺されている。【中古】 現代ソビエト文学の世界 (1968年) (晶文選書)。言葉の意味は、「時間の流れは東へと流れる川の水のように止まることなく流れてゆく」です。【中古】 音波物性 (1973年) (科学シリーズ・物性 7 )。白楽天の有名な漢詩です。当方、先祖より代々受け継がれ曽祖父蔵にて保管　小笠原大膳太夫長時　犬甘　古文書。この漢詩は「白氏文集」に由来するものです。【中古】 義務教育の理論 (1968年)。 つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」（かけじく）を拝見（はいけん）の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。☆E0096和本江戸期徳川家康伝記写本「三河後風土記」22冊/古書古文書/手書き。茶会の際に落款に記された由来を知った客が広くそのことを社会に広めたために結果的に、多くの茶会に開催される「最高のごちそう」として原文に関係する漢詩の落款を付したものです。【中古】 外国資産国有化と国際法 (1964年)。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。●極上和本YM4755●〈大字絵抄〉二十四孝〈新板絵抄〉二十四孝集 安永5年・仙台板 本屋治右衛門ほか板 稀書往来物。
自筆の希少価値について	自筆の稀少価値は、和紙の生成技法の緻密さにあります。上州前橋藩天川東西番丁屋敷割。上の「拡大断層（MRI）写真」でわかる通り、極めて薄い和紙の上に墨の文字がくっきりと浮き上がるように「源氏物語」の文字が記されております。【中古】 不安のメカニズム 心の病から脱出するために (1974年) (ブルーバックス)。 出品している書の「断層（MRI）写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。★0282和本江戸天和元年（1681）能狂言「謡本」20冊揃い/井筒屋六兵衛政春/古書古文書/木版摺り。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。大毘盧遮那成仏神変加持經巻第六　検索 唐善無畏 大日経 両部曼荼羅 胎蔵界曼荼羅 梵字 梵語 仏教 古文書。日本国内では医療用以外には見ることのできない書の「断層（MRI）写真」です。●極上和本YM3330●新用文章［新板用文障・新板用文章］（寛文板系統、有郭・頭書本4種）稀書往来物。 古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層（MRI）写真撮影」をしております。【中古】 あらびあんないと事典 (1961年)。撮影後、展示のために再表装をしております。春画　 浮世絵 和本　艶本　秘本。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste（再剥離用糊）」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。都のてぶり。
断層(MRI)写真	従来、日本の古美術の鑑定の際の分析・解析は、エックス線写真、赤外写真、顕微鏡が中心です。【中古】 都市の黒人ブルース (1968年)。一方、アメリカやイギリスでは研究が進み和紙の組成状況を精確に分析・解析をするために断層(MRI)写真が利用されており、今回の出品に際し、「断層(MRI)写真」を資料として出しました。当方、先祖代々受け継がれ曽祖父蔵にて保管　　中津　　古文書　　書状　　歴史的逸品。本物を見分けるための欧米の進んだ分析・解析技術を見ることができます。【中古】 人間存在の倫理 (1967年) (実存主義叢書 第16 )。
寸法	「源氏物語」自筆の大きさ　タテ２１．８センチ　ヨコ１２．８センチ。【中古】 美と力 1964 Tokyo Olympics (1964年)。額縁の大きさは　タテ３７．０センチ　ヨコ２８．０センチです。【中古】 憲法 (1954年) (有斐閣全書)。額縁は新品です。長谷川伸旧蔵書 西澤仙湖著 斎藤昌三序 西澤笛畝装丁『仙湖随筆』昭和2年 温故書屋坂本書店刊 煙草論・煙管論 郷土人形論 平賀源内伝など。
「源氏物語」の自筆について	１・筆跡の分析について 　国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。【中古】 回顧六十五年 (1953年)。 一方、欧米では一般的には、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。【中古】 簿記教科書 (1956年)。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。【中古】 渓流・清流を探ねて つりと人生 (1955年)。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。古書　江戸時代　貝原篤信　貝原益軒　新編　増補和漢名數　上・下　元禄五年。 ２・大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）の自筆の特定について 自筆の筆者は、書体、書風から京都の公卿によって書かれたものであるはわかっていたが、昭和38年以来、筆者名は特定されていなかった。為永春水作 尾形月耕画『梅暦余興春色辰巳園』（2冊＝第2,3編）明治15年 武田政吉/鶴声社刊 明治時代和本 彩色木版画 浮世絵 錦絵。その後、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。みだれ髪　四版　訂正改版　与謝野晶子　藤島武二画。それが、技術の進歩により「宗」の下の文字が「氏」と判読された結果、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）」であることが判明した。【中古】 京の町かどから (1962年)。 「源氏物語」には、応永五年（1398）～応永十三年（1406）までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が２３歳から３１歳までの間に書かれたものと推定されている。【中古】 判例婚姻予約法解説 (1935年)。宗氏は、正二位・内大臣まで昇進したのち、応永28年（1421）４７歳で没している。明治保育文献集　全１０冊　岡田正章監。 ３・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について 近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。【中古】 新しい社会と新しい経営 (1957年)。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別（Handwriting Analysis）」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。【中古】 演出者の手記 (1948年)。 ４・近衛基熙（このえもとひろ）について 近衛基熙は、慶安元年（1648年）3月6日、近衛尚嗣（関白・左大臣）の長男として誕生。古文書　大徳寺塔頭真珠庵・二十世住持　太室宗宸　直筆書状（室谷仁兵衛・宛）文政京都地震直後の様子を伝える一級史料　巻子仕立　超貴重。母は後水尾天皇皇女女二宮。【中古】 宗教哲学 (1955年) (現代キリスト教シリーズ 第9 )。実母は近衛家女房（瑤林院）。【中古】 純潔について (1950年)。幼名は多治丸。【中古】 塑性理論の基礎 (1971年)。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。皇朝史略 8冊。承応3年（1654年）12月に元服して正五位下に叙せられ、左近衛権少将となる。【中古】 御岳の歴史 (1966年)。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年（1655年）従三位に上り公卿に列せられる。ｍ◆6*　補義荘子因　獨見附標　全6冊揃　浪華書肆　前川文栄堂　和本　古書　　/P6。明暦2年（1656年）に権中納言、万治元年（1658年）に権大納言となり、寛文4年（1664年）11月23日には後水尾上皇の皇女常子内親王を正室に賜った。☆E0116和本江戸期田沼意知暗殺写本「始末太平記」5冊揃い/古書古文書/手書き/天明七年御買上米一件/田沼意次。寛文5年（1665年）6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年（1671年）には右大臣、さらに延宝5年（1677年）に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年（1690年）1月に関白に昇進した。古今合璧事類備要　附索引　全４冊　中文　宋・謝維新撰。近衛基熙は、寛文5年（1665年）から晩年まで『基熈公記』で知られる日記を書いている
HP	近衛基熙・旧所蔵「源氏物語」自筆を出品いたしました。【中古】 人物にっぽん音楽誌 明日のために・この12の個性について考える (1963年)。出品以外の所蔵品を紹介した出品者のホームページ「源氏物語の世界」をご覧ください。【中古】 世界音楽教育史 (1958年)。 ツイッター「源氏物語の世界」も合わせてご覧ください。【中古】 映画とともに (1953年)。

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